カテゴリー

ブラタモリ 浜名湖のウナギ養殖をつくった浜提(ひんてい)と今切口(いまきれぐち)って何でしょう?2020.1.18放送

浜名湖にきています。

テーブルに二人すわってのオープニング。
山手線がすっぽり入る、広い湖です。

二人の前にはうな重が運ばれてきます。
「おーっつ」と林田理沙アナ。
「声がでかいんじゃない」タモリさん。
「興奮しちゃいました」林田アナ。
「声でかい。本気で感心してるだろう」とタモリさん。


「お替りお持ちしました」
お替りの重箱の中にテーマが!
「ウナギといえば浜名湖なのはなぜ?」


今日は、山田和芳(かずよし)さんが案内人。
「江戸時代にはすでにウナギは有名でした。東海道五十三次にはうなぎが描かれています」

江戸時代は、この地方の食べ物だったウナギが、明治時代に一躍有名に。
大規模養殖がはじまりました。
昭和40年代には、静岡のウナギが全国の7割を占めるようになりました。

ウナギ屋さんが200軒を数え、町を歩けばいいにおい。
「ウナギといえば浜名湖なのはなぜ?」

ブラタモリ(浜名湖):海とまざった汽水 シラスウナギが来る

東京大学 水産学科 木村先生も合流。
先生は、ウナギが好きすぎて、ウナ子というウナギちゃんを家でも飼っているらしい。

一行は、高速船で浜名湖へ。
波が荒い。岩がごつごつ。
岩が茶色い?
「チャートだ」とタモリさん。

岩は2億年前のチャートの崖なんです。
チャート:ホウさん虫の岩
「あとで、チャートが出てくるので覚えておいてください」と先生。

浜名湖の水は、しょっぱい。
(さっき波がタモリさんの口にはいった)
この水は、「汽水?」とタモリさん。
湖と海がまざった水なんです。
「海進で、なんども陸になったり海になったりしたんじゃない?」タモリさん。

タモリさんの推理通り、浜名湖は海とつながっている。
それで「シラスウナギ」がとれます。
中村先生の研究室でとったシラスウナギをみます。

シラスウナギはウナギの稚魚。これを養殖で大きくするんです。

ウナギはマリアナ海峡でたまごを生みます。
だんだん大きくなりながら、シラスウナギとなって日本へ。
もう少し大きくなると淡水で過ごし、また海にもどるのです。

稚魚のシラスウナギが集まることが、浜名湖のウナギの条件の一つなんです。



ブラタモリ(浜名湖):真水が湧くのは天竜川の砂礫(されき)のおかげ

次に養殖場にいってみましょう。
明日出荷なんです。
ホースを通って、ウナギが輸送中。
手袋をして、ウナギに触ってみる二人。
ぬめぬめしてするっと抜けちゃう。
「うなちゃんうなちゃん」いうタモリさん。

ウナギの養殖に大切なのは、水だそう。
思い切って飲んでみる二人。
「まろやか?」
井戸水だそうです。
真水の地下水が湧いているのが大切。

「すぐそこに汽水湖があるのに、真水が湧いているって、不思議じゃないですか?」と先生。
「水位がちがうのかな?」とタモリさん。
養殖場の裏に水が湧くスペース。
水神さまがあり、地元の人が、水を汲みにくる。
地層も見えていて 砂礫層と、泥の層の間から水が湧いてます。
2つの地層の境目が養殖場の真下にあって、これが湧き水になってます。

「砂礫層はどうしてできたのでしょう?」
「天竜川?」
ここの台地 三方ヶ原台地をつくったのが、かつての天竜川。
天竜川が、大量の砂礫を吐きだし、遠くはなれたここまでやってきたんです。
そして真水が湧きました。

ブラタモリ(浜名湖):チャートの石垣で「川池」ができた

養殖にもう一つ必要なのが、池です。
この場所には、池ができる条件もそろっています。
石垣のあとにくる一行。
さきほどみたチャートを切り出して、昔の人が養殖池用の石垣をつくりました。
大正時代に、湖を石垣で囲って、「川池」を作って、ウナギの養殖をしていました。
しかし、湖を囲うのは、他の漁業を阻害してしまって、限界が。

ブラタモリ(浜名湖):「浜堤」(ひんてい)の低地に「堀池」ができた

そこで、その後は陸地で養殖をするようになりました。
浜名湖の西側にやってきました。
この場所は「浜堤」(ひんてい)
浜名湖の東には、「浜堤」(ひんてい)が何列も。
ここは、水はけが悪くて、住むのは無理。
ここを養殖池にしたんです。

今でもある「浜堤」(ひんてい)を使った養殖池にきました。
昭和はじめにつくられた養殖池。
5万匹ものウナギを養殖できる池。
水がきれい!
石がごろごろして、ウナギは隠れたりして快適にすごせる。
「浜堤」(ひんてい)「堀池」をつくれたので、浜名湖はおおくのウナギを養殖できたんです。

ブラタモリ(浜名湖):「浜堤」(ひんてい)の高いところに東海道線!ウナギの宣伝と輸送に活躍

ウナギの選別場にきました。
プロが選別。いい水で仕上げて、出荷するのです。

ウナギが全国に知られるようになったのには、もう一つ理由が。
すぐそばに、東海道線が走っています。

「電車から見えていた?」
浜名湖を通る東海道線から、みえる漁協の看板は、いいPR。
しかも、近くの駅から、生きたウナギを大都会に運べた。

線路も「浜堤」(ひんてい)の上に作られたんです。
若い頃、タモリさんも、車窓からウナギ養殖を見ていたそうですが、「浜堤」(ひんてい)

の上の上からみていたんですね。

ブラタモリ(浜名湖):明応の大津波でできた今切口(いまぎれぐち)で太平洋とつながったのがすべての始まり!

最後に、すべての始まりの場所に来ました。
舟に乗って、無人島にきました。
今切口(いまぎれぐち)という、浜名湖と太平洋がつながっているところがあります。
昔の絵図には、今切口はなく、砂州がひろがっている淡水湖だったんです。

今切口で太平洋とつながる今の姿になったのは、室町時代の明応の大津波が原因でした。
砂州が破壊されたんです。

つながったおかげで、ウナギの稚魚がはいりこんでくるようになったんです。
「太平洋ら泳ぐ力も弱いのにやってくるなんて浪漫」

ブラタモリ(浜名湖):最後にタモリさんのまとめ

いろいろなことが重なっていたね。

・汽水湖になったこと
・「浜堤」(ひんてい)の高いところに鉄道がとおり、ひくいところに養殖池ができたこと

「これまでも、『ウナギといえば浜名湖だよなんて言っていたけれど、こらからはちゃんと説明できる」

番組サイト

浜名湖が日本有数のウナギの産地になった理由をタモリさんがブラブラ歩いて解き明かす▽ウナギ養殖はどのように発展した?▽浜名湖のウナギが全国に広まったきっかけとは?

「ブラタモリ#152」で訪れたのは静岡県の浜名湖。昭和40年代には全国の7割を占めるほどまでになった静岡のウナギ。絶好の養殖場となった浜名湖の奇跡的な条件を探る▽船で体感!ウナギの稚魚が集まる「汽水湖」浜名湖の秘密▽養殖に適した井戸水が湧くのは20kmも離れた天竜川のおかげ!?▽ウナギ養殖の発展を支えた「浜堤」とは!?▽探検!ウナギの選別場!▽浜名湖「すべての始まり」の謎は室町時代にあった!?

【出演】タモリ,林田理沙,【語り】草彅剛

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする