2019年5月17日のじゅん散歩は谷中「キッテ通り」を訪ねました。
訪ねたのは、「ひるねこBOOKS」「DEN-WORKS」「日本郵便趣味協会」です。
キッテ通り って聞いたことありますか?
この通りの店主さんたちが、「へび道のとなりの名もない通りに名前を付けるプロジェクト」を立ち上げて、公募などもして2017年に決まった名前なんだそうです。
個性的な店が集まる新スポット「キッテ通り」どんなお散歩になったのでしょうか?
Contents
ひるねこBooks
じゅん散歩がやってきたのは、「谷中・ひるねこBooks」
古書と新刊の両方を扱う、ディスプレイの美しいお店です。絵本・児童書、猫や北欧関係の本、などを扱っています。
「キッテ通り」の名前の由来を尋ねる高田さん。
店主の小張 さんの答えは、「郵便局と日本郵便趣味協会というのが近くにあるから」
「それはまた、当たり前だねー」と高田さん。
キッテ通りという名前がついてから、通りを訪れる人が増えたのだそう。
「ひるねこBooks」は、
<谷中・ひるねこBooks>
台東区谷中2-1-14-101
☎070-3107-6169
DEN-WORKS
じゅん散歩がやってきたのは、「DEN-WORKS」
小学生男子たちがなにやら工作中。
「5年生?」「2年生だよ」「この辺の子は発育がいいんだね!」
オーナーの田崎さんの息子さんの同級生が集まって、へびを作る工作サークショップの模様。
スタイリッシュな家具が並ぶ。
「たくさんある木の種類を使い分けて、いろいろな表現をしています」と田崎さん。
DEN-WORKSのホームページを見ると・・・
「台東区谷中に「見せる作業場」として生まれた木工所です。
木のプロフェッショナルとして家具や家屋、店舗のほか、小さな什器まであらゆる“木の作品“を作り出しています。」
町の中に開かれた木の工房です。
<DEN-WORKS>
台東区谷中2-15-13 1F
☎050-5278-0951
日本郵便趣味協会
じゅん散歩が最後にやってきたのは、「日本郵便趣味協会」
普通のマンションの1階にあるガラス戸を開けると、ファイルがずらっと並ぶオフィス。
「郵便趣味協会というのは?」と高田さん。
「屋号なんですよ。前はそういう団体だったんですけれどね。今は商売をしてます。」
と、カーディガンをはおったご主人。
とはいっても、現在も商売も切手です。
高田さん 思い出の切手登場
高田さんは、思い出の切手を出してもらいます。
「マナスル登頂」は、病気で寝ているときにお父さんが買ってきてくれた思い出の切手。
「それを見て、病気が良くなったんですよ」「昭和31年ね」
「東海道電化完成記念」切手も、同じ時に買ってもらったものだそう。
「そうそう、こういう横長のが欲しかったんだよね」
「あのころは、高学年になるとみんな集めましたね」
話がはずみます。
「日本郵便趣味協会」は、大正9年創業、郵便切手の収集販売の業務をしています。
昭和30年代は、お菓子に外国の切手のおまけがついたりして、大人も子どもも切手ブーム。郵便局には、発売日に行列ができたこともあったそう。
貴重な切手・笑える切手
「貴重な切手はありますか?」
「世界で最初に発行されたビクトリア女王の切手ですね」
「おいくら?」
「120万円~130万円」
「買いますか。100年もしたら価値がでるかも」
「いやどうだか」
と商売気のないご主人です。
「笑わしてくれる切手は?」
「よく知っている方が描いたものですよ」
加山雄三さんがデザインした伊豆の踊子の切手が出てきました。
「これ郵政省に頼むと描かせてくれるのかね」
「いえ向こうから頼まれないと」
二人のほのぼのとしたやり取りがよいですね。
ほのぼのしたところで、散歩はおしまいです。
<日本郵便趣味協会>
台東区谷中2-11-4
☎03-3821-4847
「キッテ通り」という名前には「キッテ通りに遊びに来て(kite)いただきたい。人と人、人とモノ、言葉と言葉を結ぶ切手(kitte)のように、地域の方や訪ねて来てくださる方と幸せなつながりをつくっていきたい。」という願いもこめられているのだそうです。(ひるねこBOOKsのHPより)
個性的なお店の多い谷中。私、谷中を散歩するのが大好きなのですが、いつも迷子になってしまうんです。
ひるねこBOOKSさんは、うまく見つからなくて、あきらめたことがあります。今度谷中に行くときには、キッテ通りを見つけて、訪ねてみたいですね。