2019年5月23日のじゅん散歩は、稲毛を歩きました。
昭和30年ごろまで、稲毛は海でした。かつては海水浴場としてにぎわったそうです。
にぎわいも今は昔。のんびりとした町です。
根上り松がある「稲毛公園」、スイーツもおいしいお茶屋さん「稲毛園」、歴史的建造物の中に入っていいる「千葉トヨペット本社」を訪ねました。
稲毛公園
じゅん散歩は、稲毛公園に来ました。
「根上り松」があります。防風林だった松が、強い海風に土が飛ばされて根がでています。
「強いね。生きてますね」と高田純次さん。
<稲毛公園>
千葉市稲毛区稲毛1-10
稲毛園
じゅん散歩は、京成稲毛駅からスタートします。
「よろずやさんだ。このごろはなくなってきたよね」
お茶屋さんの「稲毛園」に入ります。「お茶とおやつとひととき。抹茶ボール」という看板がでています。
「相当昔からでしょ。稲毛園さん」「3代目です。80年」「稲毛は小さいころから臨海学校で来てね」「抹茶ボールって書いてある、食べてみよう」
高田純次さん、抹茶ボールをいただきます。
「大きいね、濃いね。抹茶そのものだ」
「お茶のおいしさを伝えられる商品。カフェのオーナーとコラボして作りました。」
「こちらはビスコッティです。固いんです。ワインにつけたりして食べるものです」
「ピーナッツが入ってる。固い。入れ歯が・・」
「少し硬いのでお茶につけてもいいですよ。」
お茶屋さんは、香りがいいんですよね。 お茶の香りの中で、あの抹茶ボールを食べたい!
老舗のお茶屋さんも、カフェとコラボして新しいことを仕掛けていますね。
<稲毛園>
千葉市稲毛区稲毛3-6-2
☎043-243-9218
千葉トヨペット本社
お茶屋さんを出て、歩きます。
「これは何。古い建築だね」
入っていくと車が・・
「おっ、トヨタ2000GTが!すごいね」
スポーツカーです。車好きで知られる高田純次さんは見つけます。
「あらー」と言っている高田純次さん。
「座っていただいていいですよ」とトヨタの会社の方。
「ハンドルも当時のもの?」「そうです。お売りすることのできない車です。」
高田純次さんが、乗って大興奮だった「トヨタ2000GT」。どんな車なんでしょう?
「トヨタ2000GT」は、1960年代にトヨタとヤマハが協力して、開発、販売した国産スポーツカーです。購入するにしても、維持するにしても大変な」お金がかかるそうです。
車好きの高田純次さんは、それは興奮しますよね!
*高田純次さんと車については「じゅん散歩が2倍楽しい!高田純次さんプロフィール!故郷調布(国領)!特技の絵!趣味の車!交友関係・隈研吾さん!」をどうぞ
そして、この建物は、もとは日本勧業銀行でした。最初は、千代田区に建設されたあと、谷津遊園、千葉市役所に移設された。千葉市役所が移設した時に、トヨタが譲り受けたそうです。
「トヨタの底力だね」と高田純次さん。
千葉トヨペット本社の建物について調べてみた
この建物については。「千葉トヨペット」のホームページに「本社社屋の紹介」と題して丁寧に紹介されています。
明治32年に、明治桃山式の純和風2階建て家屋、明治建築界の元老で工学博士の妻木頼黄氏設計で、日本興行銀行本社として麹町に建てられました。
大正15年に、現京成電鉄に売り渡され、谷津遊園で、撮影場に使用されました。
昭和15年に千葉市中央区に移築し、千葉市役所庁舎として使われました。
昭和38年、千葉市役所の新庁舎が落成した時に、復元、保存が強く望まれ、市内に再建することを条件に、トヨタが無償で譲り受け、復元工事をしました。躯体は鉄筋コンクリート作りですが、屋根は木造銅葺など、できるだけ当時の姿。をとどめている。
こんなに大きな建物が3回も移築された、って驚きですね。そして、市で不要になった建物を、保存して大切に使っているトヨタ。これは、企業のイメージがアップする行動ですね。私の中では、30ポイントくらいイメージアップしました。
<千葉トヨペット本社>
千葉市美浜区稲毛海岸4-5-1
☎043-241-1181