ずっと気になっていた原美術館が閉館してしまうと聞いて、訪問してみました。
原美術館の近くには、この間アドマチック天国で訪問した新馬場もあるし、前から気になっていた高輪の二本榎通りもある!
折角なので、全部行ってしまおう!と出かけてみました。
新馬場は、品川宿があった宿場町で、海辺の町です。
高輪は、高台にあって、高級住宅街、ホテルが並び、お寺の町でもあります。
一日で全然違う二つの景色が見られるお散歩になりました。
新馬場が取り上げられた番組の記事はこちらになります。
高輪が取り上げられた番組の記事はこちらになります。
Contents
①新馬場駅前~品川図書館
まずは、新馬場駅から。
駅の近くはこんな感じ!駅前は第一京浜です。
第一京浜は、江戸時代の東海道ですが、車がすごすぎて、まだ宿場町のおもかげはありません。
山手通りを折れて、品川図書館に寄ってみます。
駅から5分くらい?便利です。
入口のラックに、品川のウオーキングマップがいくつも!
早速いただきました。
品川図書館は、六行会という建物にはいっています。
図書館があった場所は、旧日向佐土原藩島津家抱屋敷跡だと書いてありました。
図書館は、とても大きくて居心地がよさそうでした。
詳しくは、こちらのブログをどうぞ!
②品川橋 城南信用金庫・なぞの交番 見どころの多い交差点
傘をさして、目黒川を渡ります。
お寺が多い!桜の木が多くて、春はきれいなのでしょう。

品川宿のあったところです。
品川橋より北が北品川宿。南が南品川宿です。
この看板には、この場所が脇本陣で、百足屋活兵衛が営んでいた、と書かれています。

交番のあとでしょうか?これが一番気になりました。

③品川宿の松
途中和菓子の伊勢屋が気になるも、雨がはげしくて心が折れて入店できず。
自転車のおじいちゃんがお買い上げしていました。

④北馬場参道通り
旧東海道を戻って、品川橋を越えます。
⑤品川神社
北馬場参道通りは第一京浜につきあたり、これを渡ると、品川神社の階段が。
立派です。
雨なのでそろそろと登っていきます。
富士塚があります。
本堂は工事中でした。仮の場所で参拝しました。
富士塚のあたりから見下ろした町です。
江戸時代は、東海道を見下ろし、海も近く。さぞかし眺めがよかっただろうと。
今でも、京浜急行が目の前を走っていき、とても良い眺めです。
⑥養願寺あたりの路地
「北馬場参道通り」に戻ります。
今度はすぐに左に折れます。
いい感じのれんがの塀が!
養願寺あたりには、路地がありました。右側にはレンガの塀。
いいところ!この堀は、「虚空蔵横丁の煉瓦塀」と言われて、映画のロケに使われたそうです。
養願寺です。しながわ観光協会のHPに説明が出ていました。
養願寺は虚空蔵菩薩を本尊として、お祭りや縁日でにぎわうのだそうです。
⑦ブックカフェ「KAIDO(カイドウ)」
路地を抜けると、旧東海道につきあたります。
今日のランチは、「KAIDO」に決めていました。
街道の本がたくさんあって、ホットドッグが自慢のカフェ。
ぶらり途中下車の旅に出ていました。
まだ、お店は空いていて、オーダーし、2階へ。
テレビでは見ていたけれど、本の量が、想像を超えていました。
どこの本屋でも、図書館でも、これだけの数の東京本を見たのははじめてでした。
ホットドッグセット950円も美味しい!野菜たっぷり。
これで本も読めてしまうって、これはお得感が半端ないです。
この日は、原美術館の予約をしていたので、長くはいられませんでしたが、昭和の後期くらいの出版物が豊富な印象。
東京本がとにかく大量にあるし、他の県のものも揃っていました。
また、行かなくては。
⑧利田神社と鯨塚
旧東海道を北に進みます。
右側は、江戸時代は海が近かったようで、下り坂になっています。
台場通りを右に折れます。
台場通りは、台場に向かう通りで、とても栄えていた、と看板に書いてあります。
八つ山通りという広い通りの向こうに、利田神社と鯨塚があります。
とても小さいけれど、歴史ある神社です。
鯨塚は、寛政10年に品川沖に打ち上げられた鯨をまつっているそうです。
⑨品川浦舟だまり
ここは、漁師町だったところだそうで、屋形船が現役で営業中でした。
海の気配が!
⑩旧東海道の雑貨屋さん
旧東海道にまたもや戻ります。
こんな雑貨屋さんが!素敵です。
旧東海道は、ここから北品川まで続きます。
旧東海道は、もともと観光に力を入れていたのかと思ったら、そんなことはなかったのですね。
工業都市から、旧東海道の宿場町だったことを見直して、現在の姿になった、ということが、このブログにかかれています。
⑪御殿山通り
ここからは、原美術館のある御殿山に向かいます。
通りを右に折れて、御殿山通りに入ります。
立て札にあるように、御殿山に向かう通りは「大横町」とよばれとよばれたそうです。
立て札がたくさん立っていて、道の由来がわかるのは嬉しい。
第一京浜を越えると、品川女子学院。段々高級住宅地らしくなっていきます。
東海道線の線路を越えます。新幹線や京浜東北線が下を通ります。
高級住宅地ですが、ネギを持って自転車に乗っている人もいて、ほっとします。
線路を越えた右側が御殿山庭園。
6800m2もあるそうで、池と紅葉が美しい。
ここに入り込み・・御殿山トラストシティまで行ってしまい、迷子になりました。
⑪原美術館
原美術館に行くには、もう少し先まで歩いて、道を折れるのでした。
素敵な通りにでました。
原美術館。美しい建物と庭です。
玄関には車どめがあります。
この日、原美術館は予約制でしたので、時間まで待ちます。
待つ人は、庭で写真を撮ったり、思い思いに過ごします。
私ははじめての訪問ですが、美術館の常連だった方は別れを惜しみにきているかもしれません。
館内の写真は撮れないのですが、展覧会とカフェを堪能しました。
⑫御殿山公園~二本榎通りへ
美術館を出ると、雨が上がっていました。
原美術館の前の道をまっすぐに進み、御殿山交番前で八つ山通りを渡ります。
右に見える立ち入り禁止の広大な森?は関東閣。立入禁止です。
さらにいくとアイスランド大使館。左にレトロな飲食店?
品川駅から続く柘榴坂と交差して、左へ。
このあたりは、品川プリンスホテルはじめ、ホテルが建っているエリアです。
⑬高輪消防署二本榎出張所・高輪教会・二本榎の由来・金剛峯寺東京別院
いよいよ二本榎通りに入ります。
「東京古道探訪」という本によると、この店は、江戸時代以前の東海道だったそうです。
「東京古道探訪」については、こちらをごらんください。
尾根の上を通っている道で、左右どちらをみても坂。
そんなに広くない片側一車線の道が続きます。
高輪警察署交差点近くに、有名な建物が集まっています。
日本キリスト教団高輪教会です
教会のfacebookに、「高輪教会は日本キリスト教団所属のプロテスタント教会で1882年に創立されました。現在の礼拝堂は1933年フランク・ロイド・ライト門下の当教会員によって設計されました。」
とあります。
名建築なのに、屋根が欠けた写真を撮ってしまった・・
金剛峯寺東京別院です。
1655年、高野山江戸在番所として創建されたそうです。
少し歩くと、高輪警察署の交差点に来ました。
高輪消防署 二本榎出張所は、1933年に建てられた建物。
今も現役で、問い合わせをすれば中の見学もできるそうです。
この交差点の近くには「二本榎」の由来を書いた看板もあります。
江戸時代、このあたりに二本の大きな榎があり、旅人の目安になっていたことから、名前がついたそうです。
⑭承教寺・保安寺
さらに、二本榎通りを歩いていきます。
普通の建物もいい感じです。
テイラー。
郵便局。
お寺も増えてきました。
承教寺は、画家の英一蝶の墓があります。
狛犬さん?強そうなのがいます。
廃業してしまったという和菓子のとらや跡。個性的な建築。
ここで、高輪学園の下校時間にぶつかり、歩道がラッシュ状態に!
負けずに進みます。保安寺?の階段。美しいです。
⑮泉岳寺への抜け道
高輪学園の先、堀江歯科医院の素敵な建物を曲がると、泉岳寺への抜け道があります。
抜け道とはいっても、掲示板に親切な地図が貼ってありました。
道を折れていくと、手押しポンプが。
さらに細い道を歩きます。写真の前方にある渡り廊下は、高輪学園の生徒が、グランドに移動するものみたい。
高輪学園の塀の外側を歩いていきます。
人がやっとすれ違えるくらいの道。
何回か曲がると、泉岳寺の山門に出ました。
あー、楽しかった。
⑯泉岳寺
忠臣蔵について勉強会をやっている土産物屋さん。
このお店では、忠臣蔵の勉強会をしているみたい。
泉岳寺はびっくりするくらい空いていました。
雨の日の夕方だから?
赤穂浪士のお墓がある。
じゅん散歩でも泉岳寺を訪ねていました。
⑰高輪ゲートウェイ駅
折角なので、新しい高輪ゲートウェィ駅から帰ります。
駅の前は、囲いを作って大工事中。
駅舎の写真がうまく撮れませんでした。
駅の中の方が驚きがありました。
空港の中にいるような、高い天井。
ホームも、階段も木?
駅ではないもののようです。
隈研吾さん設計です。
江戸成分多めの散歩でしたが、最後はここでおしまいです。
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