タモリさんや林田さんの会話をくわしく再現してます!新しいもの好きだった賢治さん。地質好き、鉄道マニアで花壇好き。周りがついてこなくても、新しいものを取り入れていた宮沢賢治を「IT企業の社長みたいだね」とタモリさん。
Contents
まずは番組サイト
「雨ニモマケズ」「銀河鉄道の夜」…多くの名作を生んだ賢治を育んだ花巻の秘密をタモリさんがブラブラ歩いて解き明かす▽地質・鉄道・音楽…賢治とタモリさんの共通点は?
「ブラタモリ#150」で訪れたのは岩手県の花巻市。花巻で生まれ育った宮沢賢治は、ここで何を見て、何を感じたのか?そして名作はどのようにして生まれたのか?▽賢治が農業技術の改良を目指した理由は、東北の地質にあり?▽花巻にいろんな種類の石が集まる理由とは?幼少期の賢治が遊んだ河原でタモリさんも石拾い!▽「銀河鉄道の夜」のモデルになった列車ってどんな形?▽晩年の賢治がつくった「花壇」に込めた思いとは!? 【出演】タモリ,林田理沙,【語り】草彅剛 |
ブラタモリ 再放送予定
放送を見逃した方が気になる再放送予定。
再放送の枠は、火曜日の午後11時50分~ 午前0時35分です。
最近の回の再放送は、
#145浅間山(10月5日(土)放送)→10月29日(火)再放送
#146草津温泉(11月2日(土)放送)→11月5日(火)再放送
#147秋田(11月9日(土)放送)→11月19日(火)再放送
#148男鹿(11月16日(土)放送)→12月3日(火)再放送
ブラタモリオープニング!
花巻東高校からスタート!「今日は二宮金次郎?いやこの像はどこにもあるでしょ。」と銅像の前でタモリさん。
プロ野球の菊池雄星もここの出身。
今日のお題は、宮沢賢治と花巻について。
今日の案内人は、文教大学大島タケシ先生。
宮沢賢治の研究者です。
今日は宮沢賢治誕生にかかわる花巻の秘密を見ていきます。
「この学校は関係ないの?」
「有名な野球選手の出身地ということで、単なるつかみです」
気になる線路あとが・・・
これはあとのお楽しみだそうです。
賢治が農業技術の改良を目指した理由は、東北の地質にあり?
まずは、、農学校へ。
ここに、宮沢賢治の住居が移築されています
オルガンがあります。音楽も好きだったよう。
「そういえば、セロ弾きのゴーシュがありますね」
「畑におります」との看板。
教師をやめたあとも、ボランティアで農家の方に農学を教えたそうです。
この時の経験が、「雨ニモマケズ」になっています。
遺品の手帳の中にあった作品です。
これを読んだ高校時代の血気さかんなタモリさんは、「こんなものにはなりたくない」と思ったとか。
少しわかるようになったのは、ずいぶんしてからだったそうです。
宮沢賢治35歳の作品と聞いた林田さん。
「あと5年でこの境地に達せるかどうか」
タモリさんもまだ達していないといいます。
宮沢賢治の畑を見ます。
今育っているのは白菜。
これが、宮沢賢治が提案した農業。
寒冷地で寒さに強いキャベツやレタスの栽培を奨励することで、農民を救おうと実験していました。
化学肥料の提案もしていました。
農家の人が来ると、話を聞いて、その農家に合う肥料を提案していたそうです。
2000枚のレシピを書いたとか。
「農家も抵抗があったのでは?」とタモリさんが質問。
案内人さんの話では。受け入れた農家と受け入れない農家があり、農家へのコンサルは2~3年で終わってしまったそうです。
宮沢賢治の挫折の経験でもあったのです。
雨ニモマケズには、その無念さもにじんでいたと思われます。
「宮沢賢治は農家のコンサルに自信があったのです」と案内人さん。
「宮沢賢治は、学生時代に地質を学んだんだ」とタモリさん。
「風の又三郎のお父さんは、「モリブデン鉱」の仕事で転勤してきたんだよね。マニアック、地質好きなのかな」
宮沢賢治が地質好きだと改めて気づいて、タモリさんは一気に親近感がアップしたようです。
「生きてたら仲良しだった」
びっくり
宮沢賢治ってこんな事してたのか#ブラタモリ pic.twitter.com/tLvQlYee0e— トロンバ (@S93sVgn) December 7, 2019
花巻にいろんな種類の石が集まる理由とは?幼少期の賢治が遊んだ河原でタモリさんも石拾い!
宮沢賢治が幼い頃遊んだ河原に来ました。
石が大好きで、「いしっこ賢さん」と言われていたそう。
新たな案内人青木さんが案内。
「賢治の気持ちになって石を拾いましょう」
石ひろいタイム!
「へーっ」といいながら、大きな石を集める林田理沙アナ。
拾った石は、「流紋岩」「安山岩」「チャート」
林田さんが、おっと思ってひろったのは、グリーンの「蛇紋岩」
ツブツブがたまらない「れき岩」
地質好きは粒粒が好き。
「なんでこんなちがうものは石になったかと思うとね」と意気投合。
林田さんの拾ったものには、ビール瓶もあってがっかり。
「光るからとお宝発見かと思ったんですが、もはや石ですらないんですね」
この河原の石を分類すると、火山の岩と、海底でできたものの二種類がある。
火山岩と海底の石がここには混ざっているのだけれど、それはなぜでしょう?
この場所は、奥羽山脈からきた岩と、北上山地から来た岩が合流する奇跡的な場所。
ここに宮沢賢治が生まれたとは・・
石灰岩が落ちてます。
これがあるということは、南の海から移動してきたということ。
北上山地の地層は、5億年前にでき、熱帯の方から移動してきたすごく古いものがもとになっています。
その後、海底火山が噴火し、奥羽山脈ができました。
ここでできたのは奥羽山脈。2000万年前にできた新参者です。
いろいろな石がある奇跡な川で宮沢賢治が育ちました。
宮沢賢治の銀河鉄道の夜にも、石の描写があります。
主人公が途中でおりて川遊びをするシーンは北上川が舞台と言われています。
「銀河鉄道の夜」のモデルになった列車ってどんな形?
「銀河鉄道の夜」を書いたということは、宮沢賢治は鉄道も好きだったんでしょうか?
学芸員の方が説明してくれます。
花巻駅は交通の要衝。
賢治が生きていたころは、SLが走っていました。
「林田さん、銀河鉄道の夜の列車ってどんなイメージですか?」
「SL・・ですか?」と林田さん。
「そうでしょうか?」
「銀河鉄道の夜」には
「この電車、石炭たいていない」という部分があるそう。
何と花巻東高校からここまで、軽便鉄道が走っていたようです。
宮沢賢治は「シグナルとシグナレス」という、軽便鉄道の信号の恋物語も書いています。
「鉄道おたくだったのかな?」
「ノリテツだったみたいです」
「タモリさんはなにテツ?」
「線路鉄ですね。ちいさいころ、筑紫線の線路を辿れば、世界に行けると」
花巻電鉄を見に来ました。
とっても小さくてかわいい。
花巻には、温泉と市街地を結ぶ電車もありました。
馬面電車といわれ、賢治も利用してました。
「銀河鉄道の夜」の中には、
「アルコールか電気だろう」
「静かに動いていました・・」という記述もある。
ということは、銀河鉄道の夜の列車は、蒸気機関車ではなさそうです。
特別に、花巻電車に乗ると、きつきつ。とても小さいんです。
宮沢賢治は、近代化の中に生き、最先端のものも好きだったんですね。
電車がすき、化学肥料が好き。そして地味な石も好き。
宮沢賢治のことが少しわかってきましたね。
蒸気機関車と電車が走っている花巻で、あの物語が生まれたんです。
花巻電鉄 幅狭いけど
当時最先端だったんですね
#ブラタモリ pic.twitter.com/N13Idryg8F— おがっち (@708Corosuke) December 7, 2019
昭和47年廃止
ブラタモリ見ていて、「銀河鉄道の夜」のモデルが蒸気機関車じゃなく、電車であったってのは驚きだ!! pic.twitter.com/7LozBVDXWr— ひろ(o^ O^)彡☆星巡り☆ (@GalaxyMeguri) December 7, 2019
晩年の賢治がつくった「花壇」に込めた思いとは!?
晩年の宮沢賢治は、花壇の設計をしていたそうです。
「おれ、花壇には興味ないんだよね。花壇も当時、新しいものだったのかな」とここは違うらしいタモリさん。
「周りがついてこなくても、新しいものを目指したんんです」案内人さん。
「IT系の社長みたいだね」とタモリさん。
「花はそんなに売れなかったようです」
「タモリさんと共通点が・・」
「花壇でわかれたね」
「不思議なのは、地質みたいなのと、文学が両立するのがね。なんでも内部に取り込めるのか」タモリさん。
「そういう目線でもう一回作品を読んでみましょうか」
コメント
[…] 最近、岩石にも詳しそうな林田アナですが、ビール瓶もひろってしまいました。 「光るからお宝かと思ったんですが、石ですらないんですね・・」 残念!! 放送のレポートはこちらです! […]